この夏、私の母校の林間学校の引率ドクターとしてのお役目を頂戴しました。
次男もまだ小さいし、無理無理!なんて思っていましたが、医師不足で皆様大変な思いをしていたので、
一泊なら…
な〜んていってしまったのが始まりで、結局二泊同行することになりました。

最近はアレルギー治療が確立されて来ているので、エピペンを持参する子供たちもいます。
とりあえず、エピペンを使用する事は無いと思いましたが、同行するにあたり、念のためエピペン処方医・使用医登録をしました。

では、エピペンとは?

基本的に、エピペンはアレルギーの中のアナフィラキシーショックの状態の時に使います。アナフィラキシーショックとは、重度のアレルギーで、顔が浮腫み、息も苦しくなり、放置すれば呼吸困難に陥ります。

原因としては、食べ物が1番多く、2番目が蜂刺され、3番目は薬です。

薬の一般名はアドレナリンで、気管支を広げたり、血管を収縮させたりする薬です。
気管支が広がれば、呼吸は楽になるし、血管が収縮すれば、血は止まりやすくなるし、血圧は上がります。

また、アドレナリンは交感神経を興奮させるので、以前Blogで書いた様に、使用された側の心臓はドキドキしたりします。

耳鼻科で鼻にシューっとやってもらうと、鼻づまりが楽になるのは、シューっの中にこの薬が混ざっているからです。

実際、目の前でアナフィラキシーを起こしている子供がいたら、何も知識のない通行人がエピペンを打てるでしょうか?

アナフィラキシーを起こしている子供が針を怖がって注射を拒否したという事例を聞きました。

アナフィラキシーが起きている時エピペンを打って、困った事には絶対なりません。現場でエピペンを使用した症例の方が、救急搬送された後の生存率も上がっているとのデーターも出ています。

私は外来で常に最悪の事態を想定して医療に臨んでいます。エピペンは久々にアナフィラキシーについて、再確認させてくれるアイテムでした。

外来が終わるまで辛抱強く待っていてくれたMRさんに感謝です。

アナフィラキシーショック