コロナ治療で、肺炎が重症化すると呼吸がうまくできなくなり、挿管され呼吸を助けます。これは、ニュースでもよく聞くし、ドラマでも手術シーンで見たりもしますよね。
でも実際のコロナ治療の現場では、ドラマの様に綺麗に挿管されて、プシューと静かに呼吸を助けられているわけではありません。
重度の肺炎で肺細胞が壊れ、脆弱になり、肺に穴が空いてしまう方がいます。
穴の空いた肺はうまく広がらず空気も漏れてしまうので、脇の方から肺に穴をあけ脱気をします。人工的に酸素を肺に送られているけれど、同時に脱気もする、、、臨床の現場では頻繁に見られる状況ではありません。
太い管が血管に数本入り、治療のために投薬もたくさんされるので、コロナから生還できても、腎臓や肝臓、胃の障害が起きたり、後遺症が残るのは皆様ご存知かとも思います。
挿管された患者さんの半分、エクモに治療の患者様の2割しか生還できないというデータもあります。
とにかく、感染しない方が良いのです。
ワクチンを打たない選択も、個人の選んだ人生です。
『ワクチンを打って死ぬより、コロナにかかって死ぬ方が良い』
と言っている方がいました。
それも人生の選択…
ウィルスに勝たなければ!