循環器内科医長の井上康二医師が、西荻窪駅駅前での人命救助により、荻窪消防署鈴木署長から感謝状を授与されました。

10月初旬夕刻、人が行き交う西荻窪駅前で心肺停止状態で倒れていた男性に遭遇した井上医師は、周囲にＡＥＤと救急車の手配を指示し、心臓マッサージを開始。ＡＥＤを持ってきた西荻窪駅駅員さんと共に、救命にあたりました。

到着した救急車内で井上医師が点滴ルートを確保し、処置をし始めようとしたところ、心拍が再開。男性は3次救急医療機関へ搬送され、無事、回復に向かわれているとのことです。

一緒に表彰を受けたＡＥＤ施行の西荻窪駅員さん曰く「先生が的確に指示してくださったので、落ち着いてできました」とのこと。西荻窪駅では日頃からＡＥＤ訓練を実施されているそうで、見事に成果が発揮された形です。また、近くの飲食店の方、交番やＡＥＤを探しに駅に駆けつけてくれた方の協力もあっての救命となりました。
　
救援が必要な場に出会うことが多いという井上医師。今回も鮮やかな救命措置で、救急医療に貢献しました。