松浦整形外科内科|杉並区・阿佐ヶ谷

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NBM(Narrative Based Medicine)という考え方

2020.10.09

大学研究で、壁にぶち当たり、私はそもそも何がしたかったのか、、とふと立ち止まってしまったり、なかなか悩ましい毎日を過ごしております。

エビデンスが叫ばれる医療の中で、研究の中でいかに経験的な勘や匙加減を証明すれば良いのか、、、とても難しいのです。
そんな中、医局の先生が、NBMも大切にしましょう、との一言。

NBMとは、、
「物語りと対話に基づく医療」と訳され、患者が語る「物語」から,医師は病気だけではなく、患者個人の背景や人間関係を理解し、患者の抱える問題を全人的(身体的、精神・心理的、社会的)にアプローチしていこうとする考え方である。
「科学的根拠(エビデンス)」が必ずしもすべての患者にあてはまる唯一の方法ではないことを前提とし、治療方針の決定には、患者の主観的な主張を尊重する試みである。

EBMとNBMは、対立する概念として理解されがちであるが、NBMは、EBMにおける3要素における「患者の価値観」を理解するためのアプローチを示したものともいえる。
いずれも患者中心の医療を実現するために両輪として機能することが期待される。

だそうです。なんか、ホッとする。

チコちゃんの写メ、いただいた😊

参考資料 ↓
https://mediaid.co.jp/archives/429