オリンピックボランティアの最終日には、
ロレール・ハバード選手の試合の日でした。
私は朝8時から4時まで医務室勤務、その後の夜の部を少しだけ覗かせていただきました。
ローレル選手はトランスジェンダーの選手。
重量を持ち上げるウェイトリフティングに関わるメディカルの間でも、テストステロンの事、女子で43歳という年齢で試合に出られる事自体がかなり稀であること、そして、今後の試合のあり方の問題提起など、やはり話題に上がっていました
当日はマイナー競技であるウェイトリフティング界には珍しく、大勢のメディアが国際フォーラムに集結、、、
結果、ローレル選手は125キロにトライして成功できずに敗退。その横で中国の選手はオリンピック新記録を打ち立てるほどの快進撃。余裕で140キロをあげる、、、
予想外にローレル選手はずば抜けて強くはなかった、、、
そして彼女は、敗退後のインタビューで感謝を述べていました。
きっと、凄くウェイトリフティング競技が好きなんだろうな、そして、悩みに悩んでのオリンピック出場なんだろうな、、、その中でにこやかにウェイトリフティングのピッチで手を振っていた彼女を見て、ちっぽけな自分と、そして彼女の素晴らしさに涙が出てしまいました!
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee5bf4d7d518a935d0c5c23c427ed38e1d22d423